空港へ行ってまず気付いたのが、検問所に誰も立っていないこと。2011年に行った時にはちゃんと警備員が身分チェックと荷物チェックをしていたので、ここ数年でなくなったのでしょう。駐車場に停め、構内へと入ります。時間には余裕があったので、デルタのカウンターにてまずはチェックインを済ませます。そしてここでまた気付いたのが、あれです、チェックインマシンを使ったチェックインです。パスポートをスキャンさせ、タッチパネルでチョチョイのチョイ。チケットが印刷されて出てきました。特に驚くことではないのだけど、色々と進化したなぁと。チェックインを済ませた後、ちょっとだけエアポートモールで買い物をしーの、時間になったのでいざゲートへGO。フライトは定刻。ついに飛行機へと乗り込みます。しかしあの飛行機特有の匂いはたまりません。ちょうどドアに繋がるブリッジの辺りから匂ってくるやつ!そこら辺でやっと「これから本当にLAに行くんだ」という実感が湧いてきたのでした。デルタ利用は初だったのですが、申し訳ございません、飛行機というよりもバスという感じのちょっとダサい機内でした(笑)フライトは乱気流にも遭わず実にスムーズなフライト。前日も夜遅くまで起きていたので、離陸後すぐに出た機内食を平らげた後ノックアウト。起きた時には残り6時間。それでまた寝て、次に起きた時には残り2時間。機内用に買った小説「羊と鋼の森(宮下奈都)」をちょっと読み、機内サービスの映画を見てたら、すぐにカリフォルニアが見えてきました。機内で観た映画はズートピア!半分の所で着陸となってしまったので、残りの半分は復路にて。そしていざ着陸。ロサンゼルス国際空港に到着します。帰りのフライトのチェックインまで気づかなかったのですが、LAXでは、デルタはデルタ専用のターミナルを所有しているのです。通常であればTom Bradley Intl. Terminal(トム・ブラッドレー国際線ターミナル)に到着するはずの国際線ですが、デルタターミナルに到着し、迎えに来てくれた友達も間違えて国際ターミナルに行ってしまったのだとか(合流で手こずりました笑)。しかし久々のLAX(エルエーエックス)、ご無沙汰過ぎて僕も洋樹も絶句。外に出て10時間ぶりの一服をかまし、排気ガスの匂いを嗅いでクラクションの音を聞き、五感を研ぎ澄ましてLA感じました。思わず叫びそうになりましたが抑えました(笑)到着してから宿泊先のショーンに公衆電話を使って連絡すると、翔樹から電話がかかって来たと分かったショーンは「はいこちらドミノ・ピザ〜。ご注文は?」とかなんとか言いやがって、こっちは公衆電話で聞こえづらいししかも車の行き交う雑音でさらに聞こえづらく、本当に間違い電話をしてしまったと勘違いし「あーサーセン間違えました!」と言って電話を切ろうとしたところ「冗談冗談」と爆笑しながらネタばらし。マジでぶっ殺してやろうと思いました!(笑)んでターミナルで迷っている迎えに来てくれた友達のスカイがAudiのレンタカーに乗って現れます。YOU SON OF A BITCH! 実はスカイもLAを離れており、今は南のルイジアナ州に在住。俺がLAに遊びに行くと言ったら、なんと一週間の休みを取って、LAまで会いに来てくれたのです!持つべきものは友よ。最高です。荷物をトランクにぶち込み、いざ公道です。Hertzレンタカーに向かうのであります。基本友達全員車を持っているので、ぶっちゃけ車を借りる必要はないのですが、やはり車社会のLAですから、他人に極力迷惑をかけないためにも、10日間、しっかりとレンタカーを借りました。Century Blvd.からAviation Blvd.に出ーの、HertzレンタカーLAXへ向かいます。とにかく左ハンドル右車線、LA特有の速めの下道、赤信号での右折、南カリフォルニアの日差し、空の広さなどを感じて、最初の数日間は本当に夢のようでした。1週間経ったころには普通になっていましたが、10時間足らずでここまで違った世界に行けるなんて、本当に凄いなぁって、心底思ったのでした。
つづく
2016/6/24