思っていることを素直に相手に伝える。これが出来る日本人はなかなか少ないのではないでしょうか。根に持つとか、秘めるとか。実にエネルギーの循環を妨げる厄介な行動です。わかりました、素直に伝えるのが出来ないのではなく、自分の思っていることが「自分の不満」となってしまっているから、素直に伝えられないのかもしれません。人間誰しも完璧ではありませんから、相互依存的にアドバイスをし合ったりすることはごく自然なことで、指摘は全く悪いことではありません。僕が言いたいのは、思っていることを素直に相手に伝え、話し合うことで、今までの問題をすべて解決してしまうような閃きやアイディア、方針が生まれる可能性を持っているということです。言ったら申し訳ないなぁ、とか、お世話になってるし〜とか、正直に気持ちを伝えることから逃避する理由を見つけるのは簡単ですが、気持ちを秘めたところで何の変化も無ければ、何の改善もない。真のコミュニケーションが成り立たないまま人生を歩み続けることになり、悪循環が起こるのです。では思っていることを素直に相手に伝えるとどうなるでしょう。言った自分はスッキリ爽快になるのはもちろん、相手も同じことに対してモヤモヤしてたり、悩んでいたりしていた事がわかるのです。あなたの気持ちは相手の気持ち。同じ人生のページに立っていれば、相互的に課題を持ち合わせているのが、私たち人間の性です。
2016/4/27