本日、法人のマイナンバー通知のお手紙が届きました。個人のものはまだ届いていませんが、日本はようやくシリアルナンバー制度を取り入れたのか、というのが率直な感想です。アメリカでは、ソーシャルセキュリティーナンバーという形で戦前から導入されていました。ソーシャルセキュリティーナンバーは、社会保障番号という位で、社会の一員として生きるために必要不可欠なものです。アメリカ以外の制度はよく知らないので、多くを語ることは出来ませんが、アメリカではソーシャルセキュリティーナンバーがないと、まず職につけません。どこの誰なのかが法的に証明されていなければ、一般的な信用以前に、社会に出ることさえ許されないのです。日本でのマイナンバー制度においては、多くの事が懸念されています。職業や年収を始めとする個人情報が関連付けられるため、特にプライバシーに関することが重点的な論点になっているようです。確かにそのような意見には一理ありますが、僕はただ単に、国民が法の「変化」に一時的に抵抗を感じているだけだと思います。前述の通り、アメリカでは当たり前の制度ですし、日本のマイナンバー制度導入意図(国民管理の効率化)からしても、「そもそも何故今まではなかったの?」とまで思ってしまうほどの、ごく当たり前で利便性に優れた制度であると思います。個人が力を持ち始めているインターネット時代です。さらに、自分を自分らしく生きるためにも、自分個人の力を再認識するためにも、肯定的に新しい制度に応じていきたいと思います。情報漏えいだけは嫌ですけどね。そこは政府のアマチュアサイバーチームになんとかしてもらいましょう。
2015/11/7