数多くの自己啓発書や精神世界探求の本を読んできて、ひとつだけ唯一取り入れたことのないコンセプトがありました。それは「メンターを持つ」という事です。精神世界系の本では、あまり触れられていないコンセプトではありますが、メンターを持てということは、要は「助言者」を持てということ。メンターを持つという事については、あちらこちらで語られているもので、頭の隅には残っていた概念ではありますが、自分だけには全く必要のないものと思い込んで生きていました。思い込む以上に、要らないと決めつけていました。何故ならば、自分には自己解決能力が完全に備わっている、と思っていたからです。
第一僕は物心ついた時から、他人の意識状態の分析能力に優れていました。その人が今何が原因でそうなっているのか、ということを顔色と周波数だけで判断できる能力です。この分析能力は今でも健在であり、年を重ねるごとにこの能力の精度が高まっていることもわかっています。例えば、誰かが何かに怒っていたとしても、その人はその何かに怒っているのではなく、他の要因が原因で怒っているわけですが、その要因が何かがわかってしまうのです。その能力があるせいか、自分の分析能力に長けていて、自分が何故こうなっているのか、という原因をすぐ認識できて、解決へと動かせることが出来たんです。しかし自分は自分に甘いんですね。分かっていようと目をつむって、見て見ぬふりをする「無意識」がたくさんあるわけです。相手には指摘するようなことでも、自分には言えない、出来ないことが。
そう、それが冒頭で紹介した本の著者たちが理解していたことなんだと思います。自分ひとりには限界がある。だからメンターを持てと。余程の悟りを開いていない限り、自分を次のステップへ導くためにも、メンターの力が必要になる。話すだけでもいい、溜めているものを解き放つだけでもいい、それが出来る人がメンターなのだと思います。
あなたにはメンターがいますでしょうか。
2015/1/23